発見、歌へた選手権

歌手を目指す人に何を伝えるか

歌手になりたい! って言っている人に、どんなアドバイスをするべきでしょうか。
私は、「とりあえずどっかの教室に行くかオーディション受けてみたら?」って言うのが正解ではないかなぁ、と思っています。
少なくとも、ネットや本で歌がうまくなる方法を調べて、カラオケで練習するだけでは、歌手になれないです。
ましてや、私ごときが「まずは練習したら?」なんて言ったところでなんの意味もありません。

重要なのは、「周囲の人が【歌手】として評価してくれる場を準備する」ことですよね。
もしかしたらすごい厳しいことを言われるかもしれません。
逆に、やさしいことを言ってくれるかもしれません。
でも、それらの言葉は全て、「歌手としての貴方」に対しての評価なんです。
カラオケで歌っている間も、ただ練習している間にも、絶対に耳にすることがないであろう言葉です。

一度、歌の教室に入ってしまえば、周囲からは歌手であることを求められます。
もしかしたら発表会であったりオーディションであったり、どんどん歌手としての場が提供されていくかもしれません。
#私は別に歌手になりたいと思ったことが無いので、実態はどうかまったく知らないのですが。

とにかく、一度、勇気を出して歌手の世界に飛び込むと、その先は黙っていても、
周囲の人たちはどんどん貴方に「歌手になるためのスキルアップチャンス」をくれるんです。

仕事に挑戦する、ということ

仕事でも同じです。
ちょっとやったことが無いなー、とかなんか不安だなー、って作業でも、とりあえず飛び込んでみないと始まらないんです。
その瞬間、周囲は、その作業の担当者として貴方を評価します。
向けられる言葉は、全て貴方が従事している作業に対しての言葉です。
どんなに厳しくても、あるいは、やさしい言葉でも、それは貴方の糧になります。

そして、一度その作業を担当すれば、周囲は貴方に「そのジャンルの仕事人であること」を求めます。
気が付けば、似た作業がどんどん回ってくるでしょう。

まずは、勇気を出して、一歩、「みんなの前に」踏み出してください。
一人でも、あるいは近しい人の間だけではなく、色んな人に向かって「宣言」してみてください。
そうすれば、あとは勝手にみんなが押し上げてくれます。

ということで、歌手になりたいのであれば、まずはライブハウスで歌ってみるなり、オーディションを受けるなり、ボーカルレッスン教室に行くなりしてみてはいかがでしょうか、というのが私のアドバイスです。