(後輩に)伝えたい、この思い 【プロローグ】

入社式を終えて一週間

うちも入社式をして、一週間と一日が過ぎました。
まぁ、当たり前ですけど、新人の皆さんはとても大変そうです。

うちの会社はとても小さくて、創業してから結構長い期間が過ぎているのですが、未だに30人の壁を超えることができていません。
このままでは社長が引退したら瓦解すんじゃないか、っていう危機感は私も感じていて、結構努力しているのですが、そもそも何を努力していいかわからない状態で困っています。

それはさておき、うちの会社では、入社式では全員が自己紹介をしてから新人に一言言う、という風習があります。
これ、新人からしたらすごい困ることだと思うんですよね。私は困った。
20人以上いる人が立て続けに全員自己紹介をして、なんかそれっぽいコメントを言っていくわけですよ。
なれないスーツ(まだリクルートスーツ)を着て、なれない会社に来て、必死に自己紹介したら全員が順番に自己紹介していくっていう。
「名前忘れたら殺されるのかな」とか考えるわけですよ。私は考えたよ。

ということで、入社式で新人に言う言葉なんて、新人は翌日には忘れるだろう、と思ってます。
そんなことを覚えていられるほど最初の一日は暇じゃないですし。
もちろん、忘れるとはいっても、それで面白くないことを言ってそれを覚えられたら困るなぁってことで、なるべくちゃんとしたことを新人に言おうとしています。

先輩としての一言を考えてみた

2年目とか3年目の頃は、「新人に一言言う俺、かっこいい」みたいな自己満足に凝り固まった話をしていたのですが、4年目くらいになると良い感じに距離感ができて肩の力が抜けて、気楽に話せるようになりました。
気楽に話すようになってから考えるようになったのは、「どうせ新人は深沢の言ったことなんて覚えていないだろうから、他の人に向けて表明しよう」と、伝えるターゲットをそれとなくシフトさせたことでしょうか。
大体、「もうちょっとなんかやれば化けるのになぁ」って思った後輩に向けた言葉になるように考えています。

今回は、そんな入社式の言葉を順に思い出してみよう、と思ったのです。
とても当たり前なことばかりですが、これから2回か3回に分けて、その辺の話を深沢っぽい感じの言い回しを入れながら書いてみようかなぁ、と思います。